2012年4月26日

Anti Football ~追伸 旅に出ます。探してあげてください。~


今朝の結果により、今年のCLファイナルはチェルシーvsバイエルンに決まりました。


大多数のマスコミの期待を裏切るチェルシーvsバイエルンというカードに決まったこと
私はとても嬉しい限りでございます。

バルサなんかに連覇されてもつまんねーし。
今のレアルだったらまだ銀河系軍団だったときのほうが好きだったし。



体力面やその他生活のいろんな事情で
学生んときほど欧州サッカーを生中継で観ることもなくなってしまい

さらに個人的にはリヴァプールが出てないCLはとかく寂しいものでしてね。。。


とまあ理由をいろいろ付けてハイライトしか確認してないんですけども
セミファイナルはどちらのカードもかなりハイスペクタクルな内容だったようで
観戦された方、とくにどちらかのファンの方は気が気がじゃない試合だったんじゃないでしょうか。


ああ、懐かしいよアウェイゴールの兼ね合いで胃がキリキリする2nd legのあの感覚。。。



さて、前置きが長くなりましたが

セミファイナル 2nd leg バルセロナvsチェルシー

におけるアンチフットボール議論について。


サラっとおさらいしますと

前半にチェルシーの主将テリーが退場し10人となったチェルシーは
とにかく守備を固め1st legのリードを守り抜こうとしました。

いったんはバルサが逆転に成功したものの一瞬のスキをつきチェルシーが追加点を挙げて
試合終了間際にもロングボール1本からトーレス師匠がダメ押し。

2試合合計4-3でチェルシーが決勝進出。


観ていて笑ってしまうほどに華麗で美しすぎるパス回しで攻撃していくバルセロナに対し

守備一辺倒とも言いたくなるほどほぼ全員が守備にまわったチェルシーの戦い方がやり玉に挙げられたわけです。

(ちなみに1st legから守備に重点を置き2-1で勝利したチェルシーに対して既にアンチフットボールという批判は挙がってましたが)


まずは、このアンチフットボール議論はいまに始まったものじゃないのはご承知の通り。
長年いろんなチームがそういった批判にさらされてきました。

しつこいようですが我が愛するリヴァプールも、ベニテス時代にはトコトン叩かれたものです。
リーグ最低失点を誇る守備組織を形成し、鋭いカウンターやミドルシュートで得点していくスタイル。

「ヒールやループなどの遊び心がない退屈で進歩のないサッカー」とか言われていた記憶。

そんなリヴァプールがCL優勝を果たしたのは2005年のこと。


その年の日本では、それとは対極のようなサッカーが一世を風靡。

あの乾貴士擁する野洲高校のセクシーフットボールです。
無駄に見えるほどこれでもかとヒールを多用し、それでいて強い、唯一無二のサッカーでしたね。

アンチフットボールという言葉が日本サッカーファンにも定着し始めたのはおそらくこの頃じゃないかと思います。

世の中うまく出来てるなあと。



では、アンチフットボールっていったいなんなんでしょう。

バルサのパス回しや野洲のセクシーフットボールがフットボールの進化の形であり
それを否定するに近しい守備を固めてのカウンター一辺倒戦術は
果たしてこう呼ばれるに相応しいものなのでしょうか。


センターバックで育ち、GKも経験した自分としては
とてもうまく組織化された守備にロマンをおぼえずにはいられません。

もちろんアイディア豊富にこちらの予想のナナメ上をいく攻撃を見せられた時の興奮は凄いですが
それと同じくらい、先読み・カバーリング・連携のとれたディフェンスを見たときも心躍るのです。

そしてそれを突破されても最後の砦・GKが体を張って防いでくれたときなんか
もうそれだけで涙がでそうなくらい感動する時だってあるんです。

決して大袈裟じゃなく。


そうしてチーム全員で奪ったボールで、前線の選手がゴールをこじ開けてくれる。

こんなチームプレーを否定する気にはなれないし、好きなんですよ。


だからリヴァプールが大好きだったし
大分トリニータが好きになったキッカケのひとつでもあったのは確か。


まあ、FWにデカいの置いて放り込みを続けるだけってのはつまんないなとは思うし
この2チームに関してはそうは感じなかったことも大きい。

デラップ砲なんかはネタとしちゃ面白いけど自分の贔屓チームにああはなってほしくない。

でも、アンチフットボールとまでは思わないのですよ。
正当にルールの範囲内ならば。


結論としてはコチラもよく言われる話ではありますが

勝利のために相手の良さを消しにかかり、得意で確率の高い方法で得点を狙いに行くことは
別にアンチフットボールではないと思う派なのです。

それがそのチームのスタイルであり
勝利を求めずしてプロサッカーリーグは成立しないのではないかとまで思います。


ぼくが思うアンチフットボールとは何か。

これはハッキリ言えます。


・八百長
・ファールそれ自体が目的となる戦術・スタイル


などの、いわゆるスポーツマンシップに反する行為にこそ
アンチフットボールという言葉が使われるべきなんじゃないかと。

八百長は説明不要ですね。

勝つために、フットボールではないところで手を打って勝とうとする。

極論にはなりますけど
「ファールで相手に怪我をさせプレー不可能にさせ、人数不足で負けという事態に追い込む」
なんていうようなことはフットボールを否定してる=アンチフットボールと思うわけです。

シミュレーションなんかもそういう側面があると考えます。
審判を陥れて得点を盗もうとする行為ですからね。

ファール覚悟のプレーに関しては、手放しに許容するのははばかられるものの
イエロー・レッドカード、それに伴う出場停止処分によって報いを受けているとも考えられるので
それが目的じゃなければアンチフットボールと呼ぶほどではないかなと。

相手の負傷退場を狙って削る行為はそれとは少し別の大義で許しがたい行為と捉えています。

ただし、チェルシーの戦い方はアンチフットボールとは呼ぶつもりはないながら
まさに今回退場したテリーのプレーだけはアンチフットボールと呼んでもいいかと。



戦いの中で、細かい小競り合いは不可避だということはわかっているつもりでも
この膝蹴りには悪意以外のなにも感じません。

ほんとに幾つになっても、さらには主将という立場になってもこんなことしてるテリーは嫌い。
決勝出場停止ざまあ!!って気分ですわ。


まあ、あくまで僕の価値観であり
「バルサのサッカーこそアンチフットボールだ」って言ってる友人もおりますし

答えなんてないかもしれませんけど

みなさんのアンチフットボールって、いったいどんなことでしょう?



こう考えると、自分の応援スタンスを良い意味で見つめ直す機会になるかもしれません。



決勝はがんばって生中継で観れたらなあと思う次第。

バイエルンが優勝して日本A代表キャップのないまま宇佐美がビッグイヤーを掲げる珍事に期待。

メイレレスとトーレスが喜ぶのは複雑なのでね。。。







こんなところからうまくトリニータの話題につなげるつもりだったけど諦めました!さーせん!

文中1回登場させることには成功したものの構成上どうにも持ってこれなかったよチクショー・・・


その辺もっと精進したい所存。



さあ、明日からついに西日本放浪開始。

車1台に生活用品いろいろ積み込んでのらりくらりとトリニータを追いかける。


AWAY京都戦-HOME熊本戦-AWAY福岡戦-HOME鳥取戦


昨年ダブルを食らい、今季昇格候補筆頭の京都
2年間1つも勝てていないバトルオブ九州の連戦
下位相手のホームゲームということで取りこぼしの許されない鳥取


日程的にもまさに序盤戦の山場。
どのチームもこのGW連戦をそう認識しているはず。

トリニータとしては、内容が悪くとも結果がそれなりに付いてきたところから
徐々に上向いてきた手ごたえを自信につなげ
もう1つ上のステップへすすむ大事な4連戦。

その後に首位独走中の大ボス・湘南が待っている。
首位食いを得意とする我が軍には願ってもない展開じゃないすか。

上位陣としてしっかり食らいついていかないことには
昨日のこんなニュースを心配するにも値しないのでね。


大分、プレーオフ不参加も/J2


いろいろ思うところはあるでしょうけども
個人的にはいまさらオタオタするような情報が出てきたわけじゃないと思うのでね

むしろ1億以上の黒字、債務超過の確実な減額がしっかり公表されたなという感覚なのですよ。

年度末を過ぎ株主総会があって記者会見があったから
このニュースがこのタイミングで出た、ということ。

むしろこんな早くに

「返済のメドはすべて大丈夫です、クリアになりました」なんて言われちゃったら

逆に疑ってしまいません?


シーズン前にスローガンが発表され、それを信じた人と信じられない人がいたのは仕方ない。
それを責める気にはなれません。

でもそれを信じてみようと思ったのなら
返済と昇格へむけ挑戦していることには変わりのない大分トリニータをいま信じないのは

ちょっと都合良すぎやしないかな?
なんつうか、せっかく信じたのにもったいないよ。


でもやっぱり間に合いませんでしたチャンチャン、じゃさすがに辛いので

いままで以上になにが自分たちにできるのか

を考え実行していかなければならんのですよね。


「チームの士気に影響が出ないか?」

不安ならサポーターが応援して盛り上げてあげようぜ!
俺らは信じてるって伝えに行ってあげようぜ!


「けっきょくお金足りないの?」

義捐金て手もたしかにあるぜ!
少しでも観客動員につなげるためにも応援いってあげようぜ!
勝てるチーム、強いチーム、カッコいいチームになればドームに戻ってくる人もきっといるんだぜ!

ビラ配りにご尽力される方々もいつも本当にお疲れさまでございます。なんだぜ!



各所に参戦される皆様、もしよろしければぜひ僕の生存確認をしてやってください。

そこに僕がいれば全力でトリニータの後押ししていることを誓います。


まずは生きて帰って来れますように。

2012のGWが一生の思い出になりますように。


2012年4月24日

2012 J2 第9節 カターレ富山戦




劣悪なコンディションと笛のなか2度のビハインドを跳ね返し逆転勝利!



こういう試合があるから遠征やめらんなくっちゃうんだ。

はしゃぎまくりました。





試合直前、わらわらと多くの子供がやってきて

「あの子たちアウェイ席っちわかってないんやねーん?」
「あっちすいてるわー的なノリで来ちゃったんじゃない?」

とかなんとか言ってたしまい申し訳ない、石川県出身の作田の後輩くんたち。
自作の応援グッズをたくさん持ってきてくれたり
俺らと一緒になって飛び跳ねまくるカワイイやつらでした。

サッカーがんばってな!!

作田のご家族もいらしてました。


そんな頼もしい援軍により我々アウェイながら富山ゴール裏にも兵力で劣らない状態に。

あとは勝つのみ。ってところで主審発表にザワつく。







いつぶりだか分からない高松森島ツインタワー発動。

この起用が大当たり!
2人でたたき出した同点弾逆転弾は言わずもがな

ボールの収まりどころが増えたことにより、小手川も動きのバリエーションが増やせた。
欲を言えば全体的にもう少しシュートが増えるといいのだけども
3点も取ったのにそんなこと言ったらバチあたりそうなのでやめやめー。


富山が前半に風上をとった、と後から聞いたのだけど
現地ではもう風がどっち向いてんのか訳わからない状況だったように思う。

スタンドは去年の台風以上に突風がふきつけ
自分たちの弾幕やバンディエラ、反対の富山ゴール裏、バックスタンドのフラッグ
全てがてんで違う方向になびく状態。

きっとロングボールは伸びたり短くなったりでやりづらかったんだと思う。
富山の大西さんのオウンゴールもブラインド+風のイタズラだったんじゃないかなきっと。



■ボランチ・為田の効果


誰がやるんだろうと思われたボランチには為田が抜擢。

おそらく富山さんもここは想定外だったはずで対策の網をかいくぐれたプラスはあるにしろ
ユース仕込みの技術とセンスをいかんなく発揮してフル出場。

特にセカンドボールへの反応がよくボールも運べるので宮沢との凸凹がうまくハマってた印象。
今後が楽しみなパフォーマンスでした。


ただ、永芳にはちょっとツライ状況ね・・・
村井宮沢の次、というわけでもないのだから。
同じ筑波組の作田デーだったためラインダンスは盛り上げてくれたけども複雑だったろうなあ・・・


GWの連戦には、いままでベンチを温めてきた選手たちの力が絶対に必要になる。

永芳、木島、安川、藤川、後藤、夛田、そして復帰が待たれる西。

彼らにはチャンスを掴むためにここでこそ奮起してもらいたい。



上福元君の記事を書いた直後に丹野がサブに帯同となり
ぜったい関係ないのにさびしくてちょっと責任を感じてみちゃったりした今日この頃。



■ざまあみろ日高



触れないわけにはいかない要素。


主審 日高


もうフルネームでも呼んでやらない。
お前にこそ赤紙って意味で赤文字にしてあげる。


開始10分にしてゲームが壊れはじめた雰囲気を漂わせ
15分に例のゴールジャッジ。


キーパーチャージがなくなった時代とは言えあれはファールだと思います。
ケースケの肩に腕をおもいっきりかけてるから。

で、それをファールにしなかった判定はまあ受け入れましょう。判定ですから。
当然審判のほうがルールも熟知して近くで見てますから。

線審は旗をあげました。ファールの判定以外に考えられません。
それを却下したのもまあ受け入れましょう。
まず旗を上げた根拠を確認するべきだと思いますが主審の判定が絶対ですから。

その後、ケースケが線審に詰め寄る。
黄色い紙もまあ受け入れましょう。異議しちゃいましたから。


でもね、うちの選手たちのアピールで会場のオーロラビジョンを確認したんすよ、あいつ。

そのアピールも褒められたものじゃないかもしれないけど
そこにリプレイが流れていれば「見てよ!あれ見てよ!」とアツくもなるでしょう。

だからって、会場でリプレイをしっかり確認しちゃいけません。
サッカーにビデオ判定はありません。

そのシーンが流れているオーロラビジョンを確認して、ゴールの判定を変えないことにした。

つまりあれでは「ビデオ判定でも問題なかった。」と言ってるのと同じと解釈していいんですよね。



こんなことはあってはならない。

この一連の時点で、結果がどうであれゲームに関わるすべての人間に失礼なジャッジだ。

俺はそう思います。



10節を待たずして今季2度目の日高。富山開催は7か月ぶり2度目。

HTには「もう逆に応援したるわ」と思ったけど後半しょっぱなからいきなり意味のわからんFKとられ
それがそのまま失点につながりましたんんでその気持ちも折れました。


とにかくこの人はいったん研修送りにさせてほしい。

この日の審判アセッサーさんの名前は失念しましたがよろしくお願い致します。



つくづく、こんな状況を跳ね返した選手たちを誇りに思います。





ホタルイカ、白エビ、鱒寿司、富山ブラックも堪能。






昨季ダブルをくらった富山さんへのリベンジも果たし

はしゃぎすぎたせいか帰りの夜行バスはガッツリ爆睡。




ついに今週末の金曜日からは、最初で最後であろう放浪遠征ツアー開始。

おれも体力蓄えておかねば。


京都も昨季ダブルくらってるんでね。ここにもリベンジして順位逆転させておくんなまし。
きわめて安全運転で西京極へ乗り込む。

2012年4月18日

上福元の話をしよう。

J1様は今日も盛り上がれるみたいですね。
ACLとかナビスコとか、なにそれ美味しいの?なJ2サポとしては蚊帳の外なんでございます。


あ、いかんいかん、ナビスコはとっても美味しかったね!
またナビスコのお菓子食べに国立行きたいね!


タイトルとだいぶかけ離れた話題から入ってしまいましたが
きょうはちょっと1人の選手に注目してみようと思います。



■ 上福元直人 選手



特別指定選手として昨季からチームに参加しており

今季、順天堂大学から大分トリニータへ晴れて正式加入したGK。



初ベンチ入りを果たした2012シーズン開幕戦から全試合に控えGKとして帯同している。


管理人だいすけ、この選手がプレーしている姿を見たのは、試合前のアップだけ。

それでも彼について、いま語りたいことがある。



■ ストロングポイントは反応速度



改めて言う。試合前のアップでしかプレーを見たことがない。

それでも、彼の鋭いシュートストップに惚れた。



身長181cmとGKとしては小さい部類に入る上福元。

※参考 川口能活180cm



右肩上がりに成長を続ける俺たちのエスペランサ・ケースケに勝るとも劣らない反応速度
キーパーとしては小柄な体から腕がスパッと伸びてシュートを弾きだし
パッと見では届かないと思われるところまでパンチングしてしまう。

反射神経の良さと身体能力の高さがワンプレーでうかがえる。


実戦となると、ハイボールの処理やコーチング、DFとの連携など
課せられるタスクは当然増えるし実際試合で見てみないことにはGKとしての総合力は計れない。


しかし、良いGKが加入した!と思わせるには十分な輝きを見せている紛れもない事実。


ぜひ試合前アップ中の上福元くんに注目してみてください。
ズバッと美しいフォームで軽快にセーブしてしまいます。


これから記事が増えるにつれ滲み出てしまうと思われるので言っておくと
ケースケ大好きなんですよ、ぼく。


でも、この上福元くんのプレーも早く見てみたい。


もう、J2もナビスコカップ参加させてくれれば出番もあったろうになー(結局そこ


■ 第2GKの仕事


昨季、怪我人などなどスクランブル体制のなかC大阪から期限付き移籍で加入し
ケースケと正GKのポジション争いを演じ今季完全移籍した丹野を押しのけ
いま見事に第2GKの座を奪っている状態の上福元。


この第2GKという立場は非常に難しい。


一応、都大会レベルのヘボながら、中学校までサッカー部でGKをやっていた私。
第2GKという立場も、ヘボながら経験したことがありましてね。

フィールドの選手たちと違って、試合展開によっての途中投入なんてそうない。
怪我やレッドカードなどのトラブル、言ってもたまにPK戦要員あたりくらいだろう。

そんな中で気持ちもコンディションも高いレベルに保ち続けるだけでもけっこうなもの。
プロとなるとそれが仕事になるのだから本当に厳しいだろうなと思う。


最近は控えGKの存在がフィーチャーされることも増えたし
記憶に新しいところで言えばアジアカップ2011の西川周作は完璧な第2GKだった。

そうやって試合に出た部分で評価を高めていくこと。
もちろん選手としてはそれが最重要。


まだ出場機会の巡ってきていない上福元だけど
「ケースケにもしものことがあってもナオトなら大丈夫だ」と勝手に思っている。




試合中バモ真っ最中にも関わらず、ベンチにいる上福元くんの姿が目に入った。

第3節モンテディオ山形戦、0-3のときだった。

非常に苦しい展開となりピッチ上はいろんな想いが渦巻く状態。
「最後まであきらめない」とは言ってみるものの
点差と残り時間からだんだんと諦めムードが漂ってしまっていてもおかしくなかった。


それでも、ベンチで1人ずっと立ちあがって声を張り上げてる選手がいた。


上福元。


1点を争う拮抗した状況でもない。
自分が途中投入されることも99%ないだろう。

その後の猛攻、怒涛の追い上げに直接結果で関わったわけじゃないけれど
ピッチで戦っている選手たちを鼓舞し続ける上福元の姿がいちばん印象に残っている。



約1ヶ月後の第7節ヴァンフォーレ甲府戦。

1点ビハインド、なかなか自分たちのサッカーもできない厳しい後半。
上福元は山形戦のときと同じように最後まで全身で励まし続けていた。


ルーキーということもあり、きっと彼はいま無心で当たり前のようにやっているんじゃないかと思う。
抽象的な部分だしどれだけチームの力になっているかが数字として表れないけど
この姿勢を見失うことなく努力し続ければきっと彼もチャンスをたぐり寄せる日が来るはず。



GWに練習観に行ければ行きたいなと思ってるところなのでいろんなプレーを見てみたい。



僕をものすごく可愛がってくださる素敵なサポクラ トリセドール のトリ蔵さん発案
上福元チャントの原曲の動画をご紹介。






♪行ーこうよナオートー ぼーくらのナオートー

かーみーふくもとなおーとー

ラーララララーラー



アウェイでも歌い始めてますね。
ちょっとアレンジされてるのでそのまんまではないけどきっと一発で覚えられます。
凄いっす。このチャント大好きっす。





2012年4月15日

2012 J2 第8節 徳島ヴォルティス戦

FooTNiK恵比寿にて観戦。

トリサポの集合がよく、仲良くさせていただいてる方々もいらっしゃり
ビッグスクリーンを大分戦にしてもらえました。

土岐田が腰痛で離脱したこともあり
前も後ろもスタメンはずいぶん入れ替えがありましたな。



高松為田ドンミョンの3人が今季初スタメン。
ガミさんが最終ラインに。


■ 大分 0-0 徳島



徳島のバラバラ感も手伝って、前半は今季一番の出来。
耐えて後半勝負だった今までの戦いとはうってかわって完全に主導権を握る展開。

前節指摘したDFとボランチの間へのサポートも改善が見られ
高松のキープや為田の引き出す動きがよく効いていた。

特に、コンディションの良さそうなドンミョンと
最終ラインに下がった石神の左サイドから多くのチャンスを作っていた。

この試合でもっとも惜しかった村井のミドルも左サイドからの流れ。

あとは決定機を決めるだけだったのだけども・・・

ということで決めるところで決めきれなかったのが響き
後半になるとさすがに徳島も修正してきて
角度のあるクロスに対しナナメに侵入してくるFWを捕まえ切れずに危ないシーンも散見。

結果的に後半はシュート2本に終わりスコアレスドロー。
勝ち点1を上乗せして順位は変わらず8位、と。


田坂監督のコメントからもわかるように
たしかに90分トータルで考えても今季ではいちばんいい内容だったのは間違いない。

引きずったような連敗をしなかったこともポジティブにとらえられる。

でも、今季はこういうゲームこそ勝ちきることが目標なはず。
代えどころが難しかったかもしれないけど、これだけ優勢に進めたのならば
例えドローの状況でも秘儀・2バックに挑戦するような采配を見てみたかった。


だってさ、「きょうは勝ちゲームだった」と思うでしょ?
ならばやっぱりしっかり勝たなきゃ。
上位を狙うなら尚更ね。


■超独断採点



現地でバモってると1人1人の動きまで判断するのはなかなか難しいので
スカパー観戦したときくらいは短評付きで採点がんばってみる。
ここは自分のサッカー観が強く反映されると思うので、ほんと超独断だということを御理解下さい。


清水:6.0 勇気ある飛び出しでピンチを救う。凄く成長してると思う。
作田:5.5 後手を踏まず安定した対応。機を見た上がりも徐々にタイミング良くなってきた感。
阪田:6.0 空中戦で抜群の存在感。津田とジオゴに良い形でボールを入れさせなかった。
石神:5.5 バランスを取る気の利いたポジショニングでドンミョンの守備タスクを軽減させた。
村井:6.0 積極的なシュートでリズムをもたらす。あの右足さえ決めていれば・・・!
宮沢:5.5 効果的なサイドチェンジはさすが。もっと縦も狙えないか?と。
ドンミョン:6.0 体のキレがよさそう。シュートもクロスも判断がもう一つ早くなると凄いプレーヤーになると思うの。
三平:5.5 攻守にめいっぱい走り奮闘。ゴール前に顔を出す機会を作りたかった。
為田:5.5 積極的にボールを引き出し仕掛ける意識が見えた。
コテ:5.0 距離のあるヘディング以外にあまり目立った仕事が出来ず。もっと出来るはず。
高松:5.5 さすが体の使い方がうまい。真ん中でドッシリ構えるところまで体はまだ仕上がってないか。

木島:5.0 今日は見せ場を作れず。ジョーカー効果も影をひそめる。
後藤:5.5 裏への飛び出しに可能性を感じる。
安川:採点なし


引き分けじゃなければもう少し採点高くてもいいかなと思う選手もチラホラいるけど
やっぱり今日は「勝てた試合」だったことをしっかり認識して次に繋げてもらいたい。


聞いたところによると、西が全体練習に合流したとのこと。

次節、アウェイ富山戦からGW最後のホーム鳥取戦まで
15日間で5試合という過酷な日程を前に頼もしい選手が帰ってくる様子。

前線の選手に怪我人が相次ぐなかで、待ちに待った西の復帰。
そしてGON44世代の為田後藤もさすが昇格を果たしただけあるプレーぶり。

優勝候補の京都戦やバトQ2連戦などなど乗り切るために彼らの活躍がポイントになりそう。

この連戦、さらに翌週のアウェイ湘南戦まで私もフル参戦で現地サポートしに行く計画中。
22日間で6試合もトリニータの試合が観れておまけに九州旅行付きってな気分で
嬉しいもんですよファンとしちゃあね。








FooTNiK恵比寿は2月のカーリングカップ決勝以来でして
あんときゃリヴァプールファンが40人くらい集まり
延長戦2-2で決着つかずPK勝ちっつーとんでもない試合で
まあ~気持ちよくYNWAを歌ってタイトル獲得を祝いまして
FAカップ決勝も絶対ココで!!と思った良き思い出。

そして昨日、
ダービーという巡り合わせになった準決勝を制してリヴァプールがホントに決勝進出!
さあ決勝もまた・・・!と思いきやなんと決勝は5/5。

5/5。

そうなんです、先述の通りGWは大分にいるんですよあたしゃあ。。。

Sportivaなるスポーツバーで放送してくれるといいなあ。
まだちょっと先だから確認してなくてきっと放送してくれると信じてますが
もし無かった場合の保険になるお店、お知恵貸していただけると大変嬉しゅうございます。
ネカフェでも図々しくどなたかのお宅にお邪魔させていただく形でもなんでも結構です。

絶対どっかで観るぞ。

2012年4月14日

首位vs王者

「土曜はJ1の日」
てことで座席が増設されリニューアルオープンした日立台へ。
はじめてのバックスタンド。

余所様の試合でも当然のように雨ですね、ハイ。




ホーム側とアウェイ側が入れ替わり、新ホーム側に2階席(座席有)が。
裏手も黄黒のかっこいいデザインで、大きくエンブレムがお目見え。

これはジャイキリのETUも後々スタンド増設をネタにするのに持って来いですね。


■ 柏 2-3 仙台



スコアもよく動いたし

昨季王者の柏レイソルと今季無敗で首位をいく仙台の対決ということで
要所に見ごたえのある面白い試合でした。


ロンドン五輪代表の柏・酒井とA代表にも呼ばれる仙台・関口のマッチアップは迫力あった。
いつぞやの大津vs内田を思わせるようなぶつかりあい。

仙台のCBには今季から上本大海が加入してるわけですが
前半からさっそくイエローもらい
後半にはレアンドロ・ドミンゲスとガツガツやりあって苛々させ退場に追い込むという

さすがの大海劇場を堪能させていただきました。

みなさん、要するに彼はとても元気です。


柏は昨シーズンからの継続路線がかなり対策され手詰まり感が漂う雰囲気。
4231っぽいシステムにするなどして打開を試みてはいたので
策士ネルシーニョがここからどんな手を打って巻き返しを図るか楽しみ。
選手の質は保証付きだし。


仙台はというと、前半早々に先制、後半シュート2本で2点取って勝ちきる勝負強さを発揮。
震災関連のいろいろなミエナイチカラがあって大変だった昨季の好成績はフロックじゃない。
ウイルソンは引き出し多くて視野も広く運動量もあって凄くいい選手だなと思った。
いまの状態でこれだけ完成度高いチームに、そろそろあのリャン・ヨンギが戻ってくるとなると
今季もしかしたらあるかもしれない。
アウェイスタンドにもサポーターがパンパンに詰めかけてました。



ただこの日の仙台の2失点は本当にお粗末極まりない。

個人的に林卓人はぜんぜん上手いと思わないし
今日みたいなあまりに間抜けすぎるポカが多く、もし自分がDFだったらやってらんないレベル。


最少失点を誇る仙台の守備は
コンパクトな陣形で全員が90分しっかり攻守の切り替えを徹底してることが大きいと思うし
GKを補強したらさらに失点減るんじゃないかと思ってる。

異論は受け付けてますんで!


雨でピッチ条件悪くボールが止まったり走ったりする難しい状況だったと思うけど
J1はやっぱりひとつひとつのプレーの質が高いなあと感じた試合。




さて、14日が土曜日なのにTOHOシネマズへ行ってないなんて
女史にドヤされたらグーの音も出なくなるのでこれから名探偵コナン観てきます。
これで16年連続初日鑑賞。我ながらあっぱれ。

なまじJリーグのこと知ってるだけに作品をしっかり評価するのムリ、ぜったいムリ。

2012年4月12日

『別離』

今週は自分のオールタイムベスト級にすんごい映画を観たので。

2012年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞したイラン映画 『別離』



予告編



アスガー・ファルハディ監督の前作は、話題になった『彼女が消えた浜辺』。

今作にも共通する根底のテーマである

「それぞれの宗教信仰、正義感、他人を想う気持ちが少しずつすれ違い
取り返しのつかない悲劇に遭った人達のとてつもないやりきれなさ」

をさらに昇華させた脚本は、イランの抱える社会問題と並行しながら
登場人物の間に生じる摩擦をそれぞれの目線から見つめ
現実とたたかう苦々しい感情をあぶり出している。

正直、『彼女が~』はあまりピンと来なかったのだけど

この『別離』は、より普遍性のある設定になっており
観ている者がみな誰かに感情移入し自分と照らし合わせ自問自答してしまうのでないかと思うほど
身につまされる切れ味の鋭い演出でぐいぐい引き込まれた。

真実が解き明かされていくミステリー的な構成も最後まで飽きさせないし
夫婦と夫婦、夫と妻、大人と子供の対比が実に見事。

ひとつの事実にまつわるこれだけの要素がとっ散らからず
長く余韻を引きずるラストへと繋がっていく。



今年も素晴らしい作品が多く、年間マイベスト10の選考に早くも頭を悩ませてるというのに
同じ日に観た『アーティスト』も楽しかったというのに

ベストはまず『別離』に決まりと言っていいくらいあまりに良かった。

いやー、2日経つけどまだ尾を引いてる。凄かった。





今週土曜が14日なので、どこかのTOHOシネマズで豪華客船3Dに乗船しようかなと。
CMで ♪You're here~ が聞こえてくるたびにどんどん観たくなってる。

当時の自分はまだ小学生で、やたらあのポーズが流行ったネタ的映画のような印象なんだけど
いまひとつひとつ思い返すように予告を観ると名作の香りがプンプンしますな。

ケイトよりレオ様のほうがキレイに見(自主規制)







最後にトリニータの話。

ジョンハンが半月板の損傷で全治2カ月との発表。
今季の怪我人はことごとく前線の選手ですねえ。

これまでも異常な早さで復帰してきた彼なのですぐひょっこり戻ってきそうな気もしますけど
無理せずしっかり治してキレキレで復活してくれるのが1番。

そして後藤くん、易々とジョンハンにポジション渡さないぐらいブレイクしちゃいなさい!


徳島戦はおそらく恵比寿のFooTNiKで観ます。

当然J1が優先されるために昨季は大分戦の放送が無いことも多かったけど
いまさらながら「てこたあ今季J2の放送増えるじゃん!」と気付く。
J1J2の土日分散開催を恩恵と感じた初めての瞬間かもしれない。

2012 J2 第7節 ヴァンフォーレ甲府戦


桜満開のサッカー観戦日和のなか
甲府征、もちろん行って参りました。




3位大分と4位甲府の上位対決。



上位対決。


いい響き。



練習中に膝を怪我したというジョンハンの代わりには
ルーキーの後藤優介が大抜擢。
練習試合でもずっと結果を残してきた大分ユース史上最高のゴールハンターが
堂々のスタメン1トップで待望の公式戦デビューを飾りました。




『J2天下取り物語』とこちらから銘打った以上

試合前イベントのPK合戦もゲーフラ祭りも負けるわけにはいかんのじゃ!!



素敵すぎるスポンサー NetOneSystems様より支援物資の扇子も配られ
良い雰囲気のアウェイゴール裏でした。



■ 甲府 1-0 大分



もっとも肝心な試合を落とす屈辱。
3連勝でアウェイ・甲府の地へと乗り込んだわけですが結果はほろ苦いものに。


その連勝も相手より少ないチャンスやセットプレーをものにしてきたのは間違いないので
ダヴィのように強力なFWにやられて連勝が止まるというのは真っ当かなと。

単純にシュート数を見ても甲府の13本に対し大分は6本と寂しい数字なうえ
あれだけ良い体勢でシュートを撃たれてよく1点で済んだ。


ただ、徐々に内容も上向いてると思うのですよ。
山形戦ほど圧倒的に相手のほうが上だった印象もなく
昨季のように行き詰って閉塞感の漂う90分無得点とは違うなと。
後藤くんに代表されるようにまだまだ伸びしろのあるチームだなと。



それでも、連勝の途絶えたここで敢えて指摘したい。


このチームにはサポートの動きが決定的に足りない。


効果的に連携して崩せていないために
中盤の選手がパスの出しどころに困り「来い!」のジェスチャーをすることがすごく多い。

村井さんがこぼしていた「ちょっと中盤が作れていない」というコメントからもわかるように
最終的にボランチのところにしわ寄せがきて相手に寄せられ潰されるシーンが目立つ。

森島を怪我で欠き、高松は正直コンディションまだまだの状態である以上
出し手と受け手の関係を緻密に作っていかないとチャンスを増やすのは難しいと思う。



■ 打開策は、DFとボランチの間を突く。


現状では数的優位でもなかなかうまくサイドを攻略できていない。

例えば、右で詰まり左へ展開したとき。




近い側のFW2人もしくは3人全員が一直線に揃ってラインに張り付いていることが多いため
コテや後藤くんを狙おうにもカットされやすいし土岐田へはコースがない。






そして村井にボールが渡ると前線へのパスコースをつぶされてしまうし相手も簡単に寄せてくる。
ガミさんも正面に敵がいるままのため押し上げることが出来ない状況になり
バックラインに下げてロングボールという上背のないFWでは分の悪い勝負に持ちこまれてしまう。



これを打開するために俺が注目したいのは
サイドチェンジのパス精度はもちろんのこと、
その次をもらいに寄って行く前線の人数。


ガミさんにボールが渡った時点で、
例えばコテがDFとボランチの間サポートに来る。

相手の最終ラインを釣りだせれば裏に広大なスペースが出来るので後藤くんが狙ってもいいし
敵ボランチがマークに付くべき選手はコテなのか村井なのか一瞬混乱させる可能性もある。





1人がDFとボランチの間に顔を出す。

この動きだけでこれだけ局面が動くのだ。

ここで無理をせずガミさん→コテ→村井とつないでも、
村井はプレッシャーの軽い状態で自然に前を向いてボールを持てる。






それでも前が無理なら宮沢に戻して次の展開を狙えばいい。

もしコテへのパスに相手のサイドが釣られれば
ガミさんの前が空くのでリターンを受けてサイド突破を狙える。

当然、コテに誰も付いて来なければターンして前を向き勝負すればいい。



ガミさんから村井へのパスが悪いわけではなく
村井にパスが渡る前にこの形を作ることが大事。


この位置に下がってくるのは後藤くんでも良くて
その代わりコテは中に行ったりサイドいっぱいで受けたり工夫をすれば選択肢は増える。

土岐田のシュートのシーンも、相手のミスパスからとは言え
コテがボランチとDFの間でボールに触れたことで土岐田の飛び出しが効いた。

サイドチェンジからの流れなので横の距離があるけれど
せっかくFWは3人いるんだから広く使って頑張ってもらいたい。



■ 木島に続く交代選手




今季ずっとベンチ入りを続けながらほとんど出場機会のなかったイ・ドンミョン。

苦しい展開となっていたこの試合、秘策・2バックを実行するため比較的早めに投入されると
連戦の疲れも無い為か、キレキレのドリブルで右サイドを完全に掌握。

昨季より明らかに相手の脅威になれそうな気配がムンムン。

ジョーカー木島もマークが厳しくなって当然なので
これだけドンミョンが計算できればゲームプランの幅も広がる。

前線に怪我人が相次ぎ
伝説のキッカーは早くも3枚目のイエローカードを受け出場停止にリーチがかかっているだけに
前線でも左サイドでもプレーできるドンミョンが鍵になるかもしれない。

個人的には右サイドのスペシャリストである藤川にまだ出番がないのが気になる。
2バックじゃなくてもサンペーを1列前で見たいんだけども。



次節は、相性の良い徳島。

監督がコバさんに代わった今季の徳島をまだ1試合も見れてないのだけど
福元がスタメンで三木は控えの様子。
聞くところによると連敗中ながら内容はそれほど悪くないんだとか。

なんだかんだで昇格候補。
こういう相手からしっかり勝ち点をもぎ取らないと上に行けないのでね。


ホームの皆様に任せます。




2012年4月11日

今になって


思い立ってブログはじめてみました。
mixi日記以外でこういったことするのはじめてです。
右も左もわかってないことにしてください。


気まぐれで映画鑑賞記

現地参戦したらなるべくサッカー観戦記



この2つを軸に
てかこのぐらいしか書けるようなことしてないので

思ったこと感じたこと言いたいことを自分のなかで整理することを最大の目的としながら
いつまで続くかもわからないのでなるべく肩の凝らない気楽な感じでやってこうと思います。



私信
父さん、母さん、妹へ
万が一このブログを発見してしまった場合は今後読まないほうがお互い幸せだと思うのでよろしく。